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「場」というのは人と人とを繋ぐインターフェイスです

  • 執筆者の写真: 山田 修司
    山田 修司
  • 2017年10月29日
  • 読了時間: 3分

例えば、引っ越し先の部屋を決めるというは、引っ越し先の「部屋に住む」という感覚で引っ越すと部屋の内容にこだわりすぎて失敗しやすいです。


引っ越し先の「街に住む」という感覚で選ぶことで、街全体を自分の行動範囲として認識できるようになり、全体のアクティビティをより広げることができます。(その場合、自分の部屋はあくまでも棲み処であり、寝床や指定席という感覚まで縮小化することができます。)


自分もあえて新宿御苑を引っ越し先として選んで、かれこれ5年ほど棲んでますが、丸井や伊勢丹のある三丁目までは徒歩5分、昼は御苑、夜は二丁目が目当ての海外からの観光客が多く、新宿一丁目近辺の小道に入ればおしゃれなカフェや、腕の良い職人さんが経営する個人経営のお店も多い。今や日本でも屈指の数のビルが立ち並ぶ街ですが、明治~昭和初頭の「旧四谷花園」の情緒もまだ微かに残しており、住んでて飽きない街の一つです。


新宿区全体では人口33万人でして、これはちょっとした地方都市にも匹敵する数ですが、百貨店等が立ち並ぶ新宿三丁目は150人、繁華街である新宿二丁目でも1000人くらいしか(住民票上は)居住していないのです。とはいえ、一日当たりのべ数万人がこの地域を訪れているわけで、地域住民の100倍以上に及ぶ人達が外部の訪れてきて膨大なネットワークを作り上げているわけですから、日本国内でもかなり特殊な場所です。かなりニッチなビジネスでも食べていけるだけの売上を得ることができる場所でもありますし、外部とのネットワークの重要性を実感しやすい場でもあると思います。


会社や組織もそうですね。立地という観点だけではなく、街という観点からの場所決めも重要ですし、内装といった意味での場も重要になることもありますし、規模が大きくなれば部署やチームという区分けによる場づくりも大事になってきます。大局的な意味での「組織」という概念には顧客も含まれますからこそ、組織は顧客に提供する場をも大事にしなければなりません。


あるいは、使う機会は滅多になかろうとは思いますが、人口統計学的なデモグラフィックや、地理学的なジオグラフィックを活用するようなマーケティング戦略が重要になってくることもあります。(例えば、日本のこの地域の人口1万人の街に対してコンビニが平均○件あるから、この地域にはあと○件くらい建てても大丈夫みたいなやつとかです。)


ということで、やっぱり最後は営業で締めちゃいますが、東京の西側寄り。新宿区・渋谷区、目黒区・中野区・杉並区・練馬区・文京区のあたりで物件をお探しなら、条件次第では不動産仲介専門の会社をご紹介できることもありますのでお気軽にご相談ください。



写真はご近所にお棲まいのマダム達の井戸端会議。


 
 
 

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