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消費者の購買心理過程モデル

  • 執筆者の写真: 山田 修司
    山田 修司
  • 2018年5月13日
  • 読了時間: 2分

「消費者の購買心理過程モデル」は、消費者が商品やサービスを知ってから購入する行動に至るまでの過程を示したモデルです。


最も基本的な「AIDMAモデル」では、現実の店舗における消費者の心理的プロセスを「注意・興味・欲求・記憶・行動」の5段階で説明します。


「AIDMAモデル」では、お店の入口に商品が飾りつけることで消費者の「注意」を引いて、そして「興味」「欲求」という感情を引き出し、色々見て回って最後にやっぱりあの店のあの商品が良かったという「記憶」を引き出す仕組みを仕掛けておくことで、購入という「行動」に向かうとされています。


「AISASモデル」では、インターネット上における消費者の心理的プロセスを「注意・興味・検索・行動・共有」の5段階で説明しています。サイトのトップページに商品を表示しておくことで「注意」と「興味」を惹き、色々と他にも「検索」して回ったあとに購入という「行動」に向かい、さらにネットを利用して結果を「共有」することもあるとされています。


「SIPSモデル」では、ソーシャルメディア上における消費者の心理的プロセスを「共感・確認・参加・共有」の4段階で説明しています。友達が「いいね」や「リツイート」しているのを見ることでそれに「共感」して、内容の「確認」と「参加」という行動に進み、さらなる次の「共有」に進むことがあるとされています。


「消費者の購買心理過程モデル」という言葉は、一般的には馴染みのない言葉だと思いますが、「AIDAモデル」や「AIDCAモデル」、「AIDASモデル」など派生的なモデルが多く存在し、意外とマーケティングやプロモーションでは利用されている基本的なモデルの一つです。


基本的には、どのモデルも先頭は「AID」で始まるというところものもポイントです。結局のところ、「注意(Attention)」を引いて認知させ、消費者の「興味(Interest)」と「欲求(Desire)」を引き出すというのが最も基本的なパターンになるということです。




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