人は外見で判断されている(少なくとも銀行員の方からは)
- 山田 修司
- 2017年11月2日
- 読了時間: 4分
ファッションというのは、みんな生まれたときには基本的に最初はみんなヘタなものです。そこから、教養や知識、周りとのコミュニケーション能力をベースにした経験を蓄積しながら研鑽されていく総合芸術の一つでもあります。
なので、ファッションセンスが良い人にはいわゆるコミュ力が高そうなリア充っぽい人が多いことは、ある意味では必然的なこととも言えます(笑)
仮に一着のスーツを購入するにしても、ボタンの掛け方やスーツの型のような基礎的な前提知識のほかにも、フィッターや仕立て屋さんとのコミュニケーションが試されますし、素人の勝手な判断で購入してしまうとどうしてもサイズ感や雰囲気的に合わないものになってしまいます。
ファッションの経験値を貯めていくには、頭でっかちに一人でなんでもかんでも詰め込むだけではなく、人に教えを乞うことであったり、信頼・尊敬・謙譲といった基本的なコミュニケーション能力というものがどうしても欠かせません。
サイズ感が合っていないと、フィッターさんときちんと相談しなかったかネットで適当に購入したんだなと思われますし、メンテナンスされていないことが一見してわかるような状態だと、モノを大事に扱わない人なんだなと思われますし、しかもそれが仕立てた品物や高級素材を使ったものだとわかるようなものであれば、職人や素材に対して敬意を持っていない人なんだなと思われてしまいまし、柄や型があまりにも適当だと学や教養のない人だと判断されてしまったりします。
さらに、靴やネクタイやシャツという要素まで入り込んでくると、初心者の着こなしではどうあがいてもズレてしまうので誤魔かしが効きません。しかも、相手にボッコボコにされるまでもなく、スーツの線がボッコボコになってたりします。
ある程度の役職に就いている方や外資系の方、大手銀行員の方などにはスーツ姿を目利きできる人が多いです。大事な商談のとき、あるいは面接などでも、どうせそんなところは見てないだろうと横着せずにしっかりした格好で臨んだほうが無難です。
特にスーツ姿というのは、ネクタイの柄やシャツの素材、肩から胸の周りのサイズ感などはズレやすいポイントなので、相手が目利きできる人だと初見の5~10秒の間のうちに経験値を見抜かれてしまいます。
一番ありがちなのですが、スーツからネクタイからシャツまでポリエステル素材の既製品だと、目利きできる人が相手なら5m先からでも光沢の加減でまずバレます(笑)
普段よく見慣れているような色や柄や生地にも、必ず意味や由来や歴史というものがありますから、ファッションは総合芸術であるとともに共通言語のようなものです。
自分ではスーツ姿に問題ないつもりでも、相手方はそうは見ていないことがあります。
安い品物ではありませんから、ビジネスで利用する一張羅のスーツを購入する際には、専門家であるフィッターさんと細かく相談しながら決める癖を付けたほうがよいと思います。
ご近所にオーダースーツの仕立て屋さんが運よくあったならば、そこに駆け込んでみるのが無難です。(スーツのイージーオーダーは安くても1着10万円前後、納品までに最低一ヶ月はかかるので、その点はご注意ください。)
また、ビジネスシーンでなくとも、見えるような場所に入れ墨を掘っている人、派手に髪を染めている人、サングラスをかけている人などは、よほど信用がない限りは銀行に融資相談に行っても融資を受けにくいとされています。仮に私用での融資相談だとしても、銀行員の方が相手ならば面倒がらずにスーツ姿で臨むほうが無難です。

このような、一見どこにでもありがちそうなスーツの写真からでも・・・
ロイヤルオックスフォード柄のコットン生地シャツ!
シルクツイル生地の英国式レジメンタルタイ!ディンプルよし!
英国調クラシックなグレーのフランネル生地!ネクタイと合わせた赤のウインドウペン柄!FOXBROTHERS製の生地?ラペル幅おそらく8.5cm前後!ステッチ幅は2mm!
チーフは柔らかめに、おそらくコットン生地を使用したサックスカラーでスリーピークス!
サヴィル・ロウ!(ハァハァ
って感じで数秒で目利きするわけですから、誤魔化せないですホント。
スーツ屋さんの営業みたいな記事になっちゃいましたね :-p
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